さようなら、Nedved
Czech Republic 0-2 Italy
ショックがでかすぎて、すぐには考えがまとまらない。
試合終了のホイッスルを聞いて、地面にひざをついて十字を切ったNedvedを見たら涙があふれてきてとまらなかった。
さようなら、Nedved。あなたは本当にいい選手でした。
その真摯でひたむきで勤勉なプレーを、倒されても倒されてももくもくと前線にパスを供給し続ける姿を見るのが好きでした。
ふぇ~ん、悲しいよ~~~
------ここからは、一晩明けてからの追記です。------
結局チェコがよかったのは一戦目の対USA戦だけだったなぁ。
Kollerはケガで出られずLokvencも出場停止だったので今日は出しました、Baros。
2年前のEUROの大活躍を見て以来のファンでしたが、やっぱりケガのブランクは大きかったね…
全然機能していなかった。
さらにショックだったのは、Barosが前で受けても誰も助けに行かないこと。
Baros一人であの堅固なイタリアの守りをどう打開しろと?
一戦目であれだけ輝いていたRosickyもなすすべなしという感じだった。
強引な突破、ドリブル、通る見込みのないロングパス、フィード…
老獪なDFをするイタリアというチームにはかなわなかった。
ああ、そしてPolakの退場は!!!
Materazziの1点目も痛かったけど、この退場も痛かった!
この劣勢の状況で、ロスタイムにあんなタックルをしてしまうPolakという選手の資質を疑うわ、ほんとに!!!
この退場は決定的にBruckner監督から攻略するすべを奪ってしまったね。
1-0で折り返して後半Bruckner監督はどう立て直してくるか、と思ったけど、それでなくてもイタリアの堅いDFを崩すのには枚数が必要なのに、1枚足りないんだもの。
後半は見ていて悲しくなるほどの単調な攻めと、イタリアの堅実でミスのない守備ばかりが目立ちました。
最後のPippoのゴールは、あれは仕方がない。
いつか入るであっただろう1点だ。
Cechもよくゴールマウスを守っていたが、Pippoと対峙していたときの映像は本当に泣ける。
イタリアのサッカーはカテナチオとかつまらないとか言われているけど、これはこれで一つの確立されたプレースタイルだし、おもしろくないかどうかは判断の分かれるところだと思う。
Disciplineがものすごくはっきりしていて、一人一人が自分の仕事(任務と言うべきか)をわきまえ、それを忠実にこなしている。
確かにガンガン攻めあがったりしないので退屈ではあるかもしれないが、これはこれでありだと思うし、やはり勝負には勝たないとね。
昔森監督率いていた頃の西武ライオンズが、ランナーが出たらすぐ送りバントをする、おもしろくない、と非難されたことがあったけど、私はその意見には大反対だった。
「プロだから勝たなければいけない」「プロだから観客をひきつける面白いゲームをしなければいけない」色々意見は分かれるところだよね。
話がそれました。
とにかく、今日はこれがイタリアサッカーの典型的な試合だったし、それがぴたっとはまっていた。
とくにカンナちゃんのペナルティエリアでのファウルを恐れないタックル(と言うか、どうしてあんなにうまくボールだけかっさらうことができるのでしょう?)は脱帽っちゅーか、言葉を失ったわ。
今日のイタリアの守備はDFへのすごくいい教材になると思うし、もっと言うと日本は約束事のはっきりしているイタリア型のサッカーを目指してはどうだろう、とも思った。
(まああそこまで引いて守るだけの技術はないのですが、個々人のアサインメントがはっきりしているという点で、日本人の特質には合っているのではないかと思った)
さて私の永遠のヒーローNedved。
試合前、カンナちゃんや他のユーベの選手と楽しそうに語らっていました。
試合後、意外とさばさばとした表情で、十字をきったあとイタリアの選手を讃えていた姿がすがすがしかった。
私はそんなNedvedをメソメソ泣きながら見ていたけど、まるで「俺の仕事は終わった」と言わんばかりの晴れ晴れしいNedvedの表情に救われた。
前線の選手がどんなにふがいなくても、どんな厳しいチェック、激しいタックルを受けても、表情も変えず、激昂することもなく、ただひたすらにゴールを狙い、前線にパスを送り続けるNedvedのプレースタイルが大好きだった。
後半、Pippoに2点目を喰らったあとかなぁ、手を叩いてほかの選手を鼓舞していた姿は忘れられんよ。
チェコというチームをもっと見たかったので非常に残念だし喪失感でいっぱいですが、選手層が薄い中でよくやってました。
by okanatsuworld
| 2006-06-23 01:10
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